芳野真弥の確率Blog

僕たちが変えられるのは確率だけ(たぶん)

研究機関のキッズ向けサイエンスページが面白い!

 

公的な研究機関のいくつかは、子供が科学に対して興味を持ち、その道へ進んでくれることを願って(もしくはその道へ進まなかったとしても正しい知識を持っておいて欲しいと願って)、キッズ向けサイエンスページを用意しています。

 

これらは、子供にとって良いページであるのはもちろんですが、大人にとっても非常に分かりやすく勉強になります。専門家にとっては、曖昧な表現や過剰な演出がやや気になるかもしれませんが、研究者ではない人達が導入として見るページとしては結構良いのではないかと感じております。

 

ということで、いくつかのページを紹介します。

 

1、KEK:キッズサイエンティスト

高エネルギー加速器研究機構KEK)という、筑波にある研究所が作っているページです。この研究所では、小さな小さな世界、それこそ原子よりももっと小さな世界を調べるために、加速器というもので電子などを加速させてぶつける実験をしています。小林さん・益川さん・南部さんのノーベル賞受賞、ヒッグス粒子の発見とノーベル賞受賞など、ここ数年、素粒子物理学のアツいニュースがどんどん出てきています。これからも面白いニュースが出てくるはずですので、知っておいて損はないでしょう。ビッグバンや暗黒物質といった、宇宙物理にも関係していますので、要チェック!

 

 

2、宇宙科学研究所キッズサイト「ウチューンズ」

JAXAと言えば、ロケットを打ち上げる種子島宇宙センターが有名ですが、実は宇宙科学研究所というのも持っていて、宇宙に関する様々な研究をおこなっています。このサイトでは、宇宙のことを解説しているだけでなく、自由研究のテーマ探しや、宇宙の研究に関わる仕事についても知ることができます。みんなが大好きな宇宙について、もっと詳しくなっちゃいましょう!

 

 

3、産総研・サイエンス・タウン

よく分からないことを理解したいという基礎研究と比べて、どちらかと言うと「役立つ」ということを重視している研究機関があります。それが、産業技術総合研究所産総研)です。具体的には、「環境・エネルギー」「ライフサイエンス」「情報通信・エレクトロニクス」「ナノテクノロジー・材料・製造」「計測・計量標準」「地質」という、日本の産業を支える6つの分野の研究をしており、なんと約3,000人もの人が働く日本最大の公的研究機関です。このページを見れば、広い分野の「身近な科学」を知ることができます!

 

 

4、地球キッズ探検隊---地震の謎にせまる---

地震調査研究推進本部という文部科学省の部署(つまり研究機関ではない)が、地震を理解するためのキッズページを作っているので紹介します。このページでは、地震が起きる仕組みから起きた時の対策まで、クイズやストーリーで理解できるようになっています。演出が多い分、ある程度分かっている大人が見るのにはちょっと退屈かもしれませんが、子供には良いと思います。地震大国の日本に住んでいるからには、知っておきたい情報です!

 

 

5、エネルギーの森 / 自然科学研究機構 核融合科学研究所

今まで、原子力発電所では、原子が壊れる反応(核分裂)を利用してお湯を沸かし、その蒸気でプロペラを回し、プロペラに付いているモーターが回転することで電気を作っていました。モーターに電気を流すと回りますが、逆に、無理やりモーターを回してやると電気が流れるのです。核融合は原子と原子がくっつく時に出る熱を利用してお湯を沸かします(あとは同じです)。今までの原発と比べると、核融合で電気を作る方が大きなエネルギーを生み出すことができますし、反応が暴走して止められなくなることもありません。今、原発について一人ひとりが考えないといけない時期だからこそ、「核=怖い」というイメージだけに左右されず、ちゃんと理解しておきましょう!

 

 

いかがでしたでしょうか。たまには、科学を正しく理解するために、もしくはお子さんに興味を持ってもらうために、研究機関のキッズ向けサイエンスページを覗いてみてください。きっと「なるほど!」「あっ、そういうことか!」がたくさん隠れています。分かればそれだけで面白いですし、その知識はいつかどこかで役に立つかもしれません。

 

 

 

 

 

広告を非表示にする